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防衛省、宇宙領域に関する調査研究を契約

2019年1月4日金曜日

平成31年度予算の研究開発

2019年度/平成31年度予算。研究開発をピックアップ。

公表された予算の概要には2019年度から開始する事業で主に総経費10億円以上のものが記載されています。予算額はそのうち初年度分の額です。
  • 島嶼防衛用高速滑空弾の研究(139億円)
    • 高高度の超音速滑空技術や、高精度に目標に到達する技術等の要素技術を確立し、島嶼間の対地攻撃等により火力を発揮する島嶼防衛用高速滑空弾の早期装備化に必要な技術に関する研究を実施
  • 多目的誘導弾システム(改)の開発(35億円)
    • 現有装備品に比べて射程や同時多目標対処等の機能・性能を向上しつつ、取得コストを低減した多目的誘導弾システム(改)の開発を実施
  • 潜水艦用高効率電力貯蔵・供給システムの研究(43億円)
    • 潜水艦の水中持続力の向上及び大型化抑制を図るための、電力貯蔵システムの高容量化・高密度化及び電力供給システムの高効率化・小型化に関する研究を実施
  • FCネットワークの研究(63億円)
    • 汎用護衛艦等のセンサ情報をリアルタイムに共有すると共にネットワーク射撃を可能にするFCネットワークに関する研究を実施
  • モジュール化UUVの研究(42億円)
    • モジュール交換可能な長期運用型UUVを試作し、警戒監視や海洋観測等の多様な任務に適応可能なUUV技術を確立するとともに、長距離進出、長期運用に必要な信頼性を獲得する研究を実施
  • 極超音速誘導弾の要素技術に関する研究(58億円)
    • 極超音速で巡航が可能なスクラムジェットエンジンの実現のため、ジェット燃料により稼動するスクラムジェットエンジンの構成要素技術の研究を実施
将来戦闘機関連
  • 戦闘機等のミッションシステム・インテグレーションの研究(57億円)
    • 戦闘機等の作戦・任務遂行能力の根幹となるミッションシステムを将来にわたり我が国が自由にコントロールすることを可能とするために必要なミッションシステム・インテグレーション技術を研究する 
  • 将来戦闘機の開発に係る総合的な実現可能性に関する研究(8億円)
    • 将来戦闘機について外国と協業する場合のコンセプト検討、開発プラン検討、能力評価を実施する
  • 遠隔操作型支援機技術の研究(8億円)
    • 有人機の支援を行う遠隔操作型支援機の実現に求められる編隊飛行技術や遠隔操作に必要なヒューマン・マシン・インターフェース技術等に関する研究を実施
予算案で記載がなくなった事業
  • 高感度広帯域な赤外線検知素子の研究(40億円)
    • 我が国が構築してきた半導体技術の強みを活かし、小型・軽量・高感度・広帯域を実現する2波長1素子の赤外線検知素子技術を確立
出典
防衛省・自衛隊 : 予算等の概要
http://www.mod.go.jp/j/yosan/yosan.html
我が国の防衛と予算(案)-平成31年度予算の概要-
http://www.mod.go.jp/j/yosan/2019/yosan.pdf
我が国の防衛と予算-平成31年度概算要求の概要-
http://www.mod.go.jp/j/yosan/2019/gaisan.pdf
防衛省・自衛隊 : 平成30年度 事前の事業評価 評価書一覧
http://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/30/jizen.html

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