防衛装備庁は2021年11月に「車両搭載高出力レーザ実証装置の研究試作」を三菱重工業と契約しました。
小型UAVに対処するレーザ装置(10kW級)を陸自現有車両に搭載する研究を行います。期間は2021年度から2024年度まで。
品目 車両搭載高出力レーザ実証装置の研究試作
契約日 2021/11/09
契約相手方 三菱重工業
契約額 825,000,000 円
令和3年度予算
車載レーザシステムの実証 28億円
将来の経空脅威への効率的な対処が見込まれる高出力レーザについて、現在継続中の高出力レーザシステムの研究の成果を活用し、レーザシステムの車載化を実証
参考
防衛装備庁、電気駆動型高出力レーザシステムの研究試作を契約
https://jm2040.blogspot.com/2019/05/high-power-laser.html
海自、電気駆動型高出力レーザーシステムの艦艇搭載性等に関する調査研究を契約
https://jm2040.blogspot.com/2021/05/laws-study.html
[2023年度]
品目 車両搭載高出力レーザ実証装置(協調対処用)(搭載部)
数量 1 式
契約日 2023/10/18
契約相手方 三菱重工業
契約額 2,899,596,700 円
随契理由「本契約は、研究開発に係る研究試作業務に付随して実施される車両搭載高出力レーザ実証装置の性能確認試験に必要とされる装置を調達するものであり、契約履行に必要な技術・設備を有する者は、令和3年度車両搭載高出力レーザ実証装置の研究試作に携わった三菱重工業(株)のみであるため。」
出典
防衛装備庁 : 令和3年度 月別契約情報/競争(基準以上)(Excelファイル)
防衛装備庁 : 令和5年度 月別契約情報/随意契約(基準以上)(Excelファイル)
https://www.mod.go.jp/atla/souhon/supply/jisseki/rakusatu/index3.html
防衛省 : 令和2年度 事前の事業評価 評価書一覧
https://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/2020/jizen.html
我が国の防衛と予算 -令和3年度予算の概要- (令和3年3月30日掲載)
https://www.mod.go.jp/j/yosan/yosan_gaiyo/2021/yosan_20210330.pdf
防衛省、航空宇宙分野の調達実績について掲載します。 RSS : https://jm2040.blogspot.com/feeds/posts/default https://x.com/JM2040i
追記した投稿
登録:
コメントの投稿 (Atom)
人気の記事
-
防衛装備庁は2024年3月に「7.62mm対人狙撃銃G28E2」を新成物産と契約しました。 普通科部隊に配備する対人狙撃銃で2023年度予算から調達が開始されました。量産単価は700万円、ライフサイクルコストは約93億円(約900丁取得時)とされています。 [2023年...
-
防衛装備庁は2024年3月に「23式空対艦誘導弾」を三菱重工業と契約しました。17式艦対艦誘導弾をベースに開発されたP-1哨戒機用の対艦ミサイル。 [2023年度]*1 品目 23式空対艦誘導弾 数量 非公開 契約日 2024/03/29 契約相手方 三菱重工業 契...
-
[防衛省]*1*2*6 衛星からの鑑定類別に関わる調査研究 2025/01/15 三菱電機 15,468,200円 超小型衛星に関する調査研究(その2) 2025/01/22 エイ・イー・エス 59,730,000円 静止衛星ホステッドペイロードとしての赤外線セン...
-
防衛装備庁は2020年月に「多目的誘導弾システム(改)(その1)」を川崎重工業と契約しました。 「多目的誘導弾システム(改)」は防衛装備庁の開発事業で陸上自衛隊の96式多目的誘導弾システムと中距離多目的誘導弾の後継となるミサイルです。開発期間は2019年度から2024年度まで...
-
[2024年度] 航空自衛隊クラウドシステム(宇宙サービス(センサー統制))適合化 1式 2024/05/21 三菱電機 4,008,777,300円 航空自衛隊クラウドシステム(作戦情報サービス) 1式 2025/02/07 東芝インフラシステムズ 4,400,44...
-
防衛装備庁 航空装備研究所は2025年7月に「南鳥島の施設整備運用構想検討役務」をデロイトトーマツスペースアンドセキュリティと契約しました。 [2025年度]*1 品目 南鳥島の施設整備運用構想検討役務 契約日 2025/07/23 契約相手方 デロイトトーマツスペー...
-
防衛装備庁は2024年3月に「装輪装甲車(人員輸送型)AMV」を日本製鋼所と契約しました。 防衛省は2022年12月に96式装輪装甲車の後継としてパトリア社製AMVを選定しました(*1*2)。日本製鋼所がライセンス契約により製造します(*3*4)。 [2023年度]*5*6...
0 件のコメント:
コメントを投稿