防衛装備庁は2023年2月に「レーザー推進による衛星の運動制御のための宇宙用レーザーの開発」を理化学研究所と契約しました。
2022年11月に基礎研究を公募・委託する安全保障技術研究推進制度で採択された課題です。
研究概要「本研究では、姿勢や軌道制御ができなくなってデブリ化した衛星の除去に資するため、レーザーアブレーションにより発生する推力について、様々なレーザー照射条件で実験的に研究を行い、従来よりも短時間でデブリの除去が可能な宇宙用のピコ秒およびフェムト秒レーザーを開発することを目指します。」
理化学研究所はJAXA、スカパーJSAT、名古屋大学、九州大学と連携してレーザーアブレーションによりスペースデブリを除去する衛星の開発を進めています。
品目 レーザー推進による衛星の運動制御のための宇宙用レーザーの開発
契約日 2023/02/17
契約相手方 理化学研究所
契約額 1,415,303,154 円
出典
防衛装備庁 : 契約に係る情報の公表(長官官房会計官)
物品役務(随契)/令和4年度/2月
https://www.mod.go.jp/atla/data/info/ny_honbu/pdf_ichiran/05-ekimu-zuikei-h-02.pdf
防衛装備庁 : 安全保障技術研究推進制度
https://www.mod.go.jp/atla/funding.html
理化学研究所 : 衛星姿勢軌道制御用レーザー開発研究チーム
https://www.riken.jp/research/labs/bzp/sat_orbit_st_ctrl_laser/
スカパーJSAT : 世界初、宇宙ごみをレーザーで除去する衛星を設計・開発
https://www.skyperfectjsat.space/news/detail/sdgs.html
防衛省、航空宇宙分野の調達実績について掲載します。 RSS : https://jm2040.blogspot.com/feeds/posts/default https://x.com/JM2040i
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