2022年7月3日日曜日

防衛装備庁、将来レールガン(その1)の研究試作を契約

防衛装備庁は2022年5月に「将来レールガン(その1)の研究試作」を日本製鋼所と契約しました。

将来レールガンの研究は防衛装備庁の研究事業でレールガンの早期実用化に向けて技術的成立性を確認します。研究期間は2022年度から2028年度まで。「令和4年度から令和14年度にかけて研究試作を実施し、レールガン単体の砲としての技術に加え、射撃管制技術も含めたシステム化について設計、製造技術を確立し、令和7年度から令和15年度にかけて試験を実施」(R5行政事業レビュー)

品目 将来レールガン(その1)の研究試作
契約日 2022/05/12
契約相手方 日本製鋼所
契約額 6,499,350,000 円

品目 将来レールガンのための電源の小型化(その1)
契約日 2022/07/22
契約相手方 日本製鋼所
契約額 3,747,075,200 円

品目 将来レールガン(その2)の研究試作
契約日 2023/06/02
契約相手方 日本製鋼所
契約額 15,969,800,000 円

[2024年度]
品目 将来レールガン(その3)の研究試作
契約日 2024/06/18
契約相手方 日本製鋼所
契約額 23,607,100,000 円

関連契約
品目 将来レールガンのフィジビリティ検討支援
契約日 2023/08/09
契約相手方 米海軍省
契約額 999,999,168 円


関連研究
「電磁加速システムの研究」(2016年度から2022年度)
弾丸の高初速化とレール耐久性向上

海自、40mmレールガンの仮装備等(調査工事)を契約
https://jm2040.blogspot.com/2023/05/40mm-rail.html


出典
防衛装備庁 : 令和4年度 月別契約情報/随意契約(基準以上)(Excelファイル)
防衛装備庁 : 令和5年度 月別契約情報/随意契約(基準以上)(Excelファイル)
https://www.mod.go.jp/atla/souhon/supply/jisseki/rakusatu/index3.html
防衛省 : 令和3年度 事前の事業評価 評価書一覧
https://www.mod.go.jp/j/policy/hyouka/seisaku/2021/jizen.html
防衛装備庁技術シンポジウム2022
https://www.mod.go.jp/atla/research/ats2022/pdf/disp_04.pdf
防衛装備庁技術シンポジウム2020 研究紹介資料
https://www.mod.go.jp/atla/research/ats2020/slide02_railgun.html
防衛装備庁 : 契約に係る情報の公表(中央調達分)
随意契約(基準以上)/令和6年度/6月
https://www.mod.go.jp/atla/souhon/supply/jisseki/rakusatu/index.html
https://www.mod.go.jp/atla/souhon/supply/jisseki/rakusatu/kohyo_r06/06_zuikei_kijunijo-06.xlsx

1 件のコメント:

  1. 最近はChatGPT(LLM)や生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術とは違った日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。  byCCSCモデルファン(ナノサイエンス)

    返信削除

人気の記事