防衛装備庁は2018年7月27日、「装輪装甲車(改)」の開発事業を中止すると発表しました。
96式装輪装甲車の後継として防護力を向上させた装輪装甲車(改)は2014年度から開発が始まりました。試作は小松製作所が受注し、2017年1月に試作車両が納入されました。しかし、防弾板不良や板厚不足が見つかり、2017年12月に防衛装備庁は事業期間の延長を発表しました。開発完了は2018年度から2021年度以降に変更されました。
2018年6月2日に共同通信社が開発が白紙化されたと報道していました。そして7月27日公式に事業中止が発表されました。
96式装輪装甲車は2015年度予算で8両を購入したのが最後で、今後、装輪装甲車の配備がどうなるか不透明な状況になりました。
また装輪装甲車(改)をベースに戦闘車両のシステム設計を行う「共通戦術装輪車システム設計B」を2018年2月に陸上自衛隊と小松製作所が契約していましたが、こちらも中止となると思われます。
2017年12月の不具合の公表前に突如として防衛装備庁HPから削除された写真や動画はWeb Archiveで閲覧可能です。
2014年度/平成26年度契約
品目 装輪装甲車(改)
契約日 2015/02/25
契約相手方 小松製作所
契約額 1,965,600,000円
品目 装輪装甲車(改)
契約日 2015/02/25
契約相手方 小松製作所
契約額 1,965,600,000円
関連
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https://jm2040.blogspot.com/2018/07/wapc-technical-data.html
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https://jm2040.blogspot.com/2018/07/wapc-technical-data.html
出典
防衛装備庁 2018/07/27 装輪装甲車(改)の開発事業について
防衛装備庁 2018/07/27 装輪装甲車(改)の開発事業について
防衛装備庁 2017/12/26 装輪装甲車(改)の開発事業について
陸自の新型装甲車が白紙に コマツ開発、防弾性能満たさず - 共同通信
防衛省・自衛隊:平成25年度 事前の事業評価 評価書一覧
防衛装備庁 平成26年度 月別契約情報/競争(基準以上)(Excelファイル)
http://www.mod.go.jp/atla/souhon/supply/jisseki/rakusatu/index3.html
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